電力不足は供給側の問題
この冬に急遽電力需要に対して供給が追いつかないと騒ぎ出したのはなぜか。
JOGMECが公表している「天然ガス・LNG最新動向 ―スポットLNG価格急騰!2020年トラブル頻発とパナマ運河制約で激変迫るLNG物流―」のページを見れば分かります。
この中で言及されている「(3)トラブルの推定原因」の「5.トラブルを大きく公表し、安定供給懸念に対する市場センチメント形成を狙った可能性」を読み落とさないように拾う必要があります。
Chinaでは豪州に対する制裁という意味不明な政策で、豪州からの石炭の荷揚げを禁止しています。
かわりにカナダやマレーシア、ロシアからの石炭の輸入量を増やしていますが、追いついていません。
LNGを急遽調達し始めたのが原因で、LNGが高騰しています。
これに引き摺られて、日本のLNG調達に影響が出てきました。
原発を停めてしまった日本の発電はLNGによる火力発電に頼る部分が大きくなっているので、厳冬の今は電力の需要に供給が追いつかなくなる可能性があります。
マスコミが言う家庭での消費電力が増えた影響、太陽光発電の不足の影響ではなく、LNGの急激な需要に対してパナマ運河の大渋滞で物流に遅延が発生し、それにより価格が高騰しており、LNGの調達が難しくなっているのが原因です。
