Where is KMixer.sys in Windows7?
ちまたでは「カーネルミキサーで音が悪い」という話が流れてるんですが、これってKMixer.sysっていうもののことなんですが、Windows 7 / Windows VISTAには「ない」んですよね。
そもそもSound / Audio device へのアクセス方法が完全に見直されて、XP以前の構造をしていないんです。
XP以前の環境ではこのKMixer.sysを回避するためにASI4ALLを介して、deviceにアクセスしていたんですが、VISTA/7以降ではこのアクセスを禁止して、代わりに低レイテンシでのアクセスとしてWASAPIを用意したわけです。
アプリケーションからは、Windows Core Audio API を介してデバイスにアクセスします。
このAPIの中にWASAPIがあります。
このCore Audio API は、XP以前には搭載されることはありません。
実際プログラミングの見地からいうと、
VISTA / 7でサウンドを鳴らす限りKMixerを使うことはあり得ないということ。
WASAPIを使ったプログラミングをしたからといって高音質になるとはいえないこと。
ドライバの品質が音質に与える影響が大きいということ。
もっとも重要なのはサウンドカードの品質。
44.1khz/16bit から192khz/24bitにアップコンバートする時の音質は、どういったロジックによりどういった信号補間するかということです。
リアルタイムにソフトウェアでアップコンバート?
リアルタイムにハードウェアでアップコンバート?
事前にソフトウェアでアップコンバート?
どれでもいいんですよ。
結局のところアップコーンバーとするときのロジックが重要なんですよね。
もとの品質を超えた高音質はあり得ないので、どれくらいあり得ないデータを上手に作るかが、プログラマーやコンバーター設計者の腕の見せ所なのでしょう。
それはフィルターと呼ばれるものですが、単純にハイビットサンプリングしただけではギザギザがたった聞き苦しいデータになるので、ノイズをあえて乗っけて聞きやすい波形データを作るということです。
「音数が増える」とか「情報量が増える」とか、確かに増えるんですが、虚構です。
聞く方は「高音質」ではなく、「好き」か「嫌い」でしかないということを前提に考えた方が正しいです。
さて、事実を知っていればアップコンバート機能付きのDACに数百万円を払うのはばからしい話なのですが。
私もその虚構に昔踊らされました。
PS3のアップコンバート機能が流行った頃ですね。
日本では(海外にはない)技術論よりも感情論、宗教のようなオーディオ趣向があるのでそれが変な思い込みを与えてました。
日本は高度な技術屋とオカルト信者な消費者がいる不思議な国ですね。