天上天下唯我独尊
天上天下唯我独尊
生まれてすぐに周りを見渡し七歩歩いて天を指し「この世に、只私一人だけが尊い。」と釈迦が言ったことになっている文言です。
実際のところゴータマシッダルタ(釈迦)が説いた元の教え(バーリ教)の中にはなく、数世紀あとになってから、枝分かれした大乗仏教の中で、釈迦がどれだけ素晴らしいかを伝えたいが為に書かれた文言です。
ですから大乗仏教を信奉する教典には登場する言葉となっています。
この文言を根拠に、真言宗だったかな、阿弥陀仏の本願をただ一つ民衆に教えるために釈迦が生まれたのだと教える宗派もあります。
また、この文言の解説として、「この世の全ての命が皆それぞれに尊い」と解釈する向きもあります。
ただ暴走族が使う「唯我独尊」は、これらの意味ではなく、単なる自己中の意味で使われています。
ゴータマシッダルタが紀元前400年頃に実在していたかは、定かではありませんね。
仏教を発端とする言葉はたくさんありますね。
同じように間違って解釈されている言葉もたくさんあります。
「輪廻」とかね。
輪廻転生と、なんとなく似たような言葉を二つつなげるから余計に誤解されていますけど。
ココロのあり方を表した言い方であり、「死んだ後、この世に再び生まれ変わる」という意味でも教えでもないので、誤解無きよう。