ご苦労様とお疲れ様
「お疲れ様です」という会社での挨拶をつかうと、年配の方からいやな顔をされることがあります。
それは、「お疲れ様」が平成に入って作られた若者言葉であり、元々は飲み屋街の接客サービス業をやっている方たちの間の挨拶で使われ出したのが、客となったサラリーマンなどが、会社内で使い始めたのが広まったものだからです。
元来、人の労をねぎらう言葉は「ご苦労様」が使われていました。
QAサイトなどでは、間違った解説として「ご苦労様には奉仕の意味合いが含まれるので目上から目下に対して使うのが」というのを見かけます。
目上から目下に対しては、献上にあたる「御」「様」を抜くのが本来正しいのです。
目下からの挨拶の例として、昭和天皇が海外外遊から戻られた際、昭和天皇に対し、中曽根総理大臣が「ご苦労様でございます」と挨拶したのがあります。
ネットやビジネス用語辞典で調べた情報が、正しいと思って使うと意外に間違っているものがあると言うことです。
自分が使っている言葉の成り立ちや時期をちゃんと把握して使うことが必要ですし、そしてなにより臨機応変が求められますね。