無知の知
最近ぼーっとしているときに、ビッグバンが起こるまでの過程、宇宙の始まり方に考えを巡らせていることが多いです。
ビッグバンの前、宇宙の始まりには、空間は存在していませんでした。
場と時間だけがあったらしいです。
ただし空間は存在していません。
場と時間で構成される波動関数(つまり数学的な法則)では、あらゆる瞬間に粒子と反粒子が発生しては、対消滅を繰り返します。
粒子が生まれるためにはエネルギーが必要ですが、それは反粒子が発生することで負のエネルギーが発生し、相殺されます。
ある瞬間に、反粒子が対消滅できない場合があります。
対消滅できないのは、対称性の破れ(非対称性)の反粒子が発生した場合です。
このとき、エネルギーが正に傾きます。
この偏在が大きく正に傾いたときに、ビッグバンの元になる超高エネルギー状態になると言われています。
これらの話は、ホーキング博士などにより提唱されているスーパーストリングス理論によって予測されています。
ビッグバンから約137億年ですが、ビッグバンが起こったとされている時間の10の-43乗秒後まで、さかのぼることができます。
それ以前は、物理法則が崩壊するので、未だたどることができていません。
昨年はタウニュートリノが、実験的に確認され、物質が何故質量を持つのかが、証明されました。
つまり重力、電磁気力、弱い力、強い力の四つの力が、超高エネルギー状態では一つの力に統合されるということが証明できるところに近づいてきたと言うことです。
何が言いたいかというと、地球上で粒子加速器を用いて超高エネルギー状態を作り出すことで、宇宙のはまりであるビッグバンがどのように発生したのかを、正確に知ることができつつあるということです。
私たちが見ている宇宙は、今も尚、光速を超えて広がり続けています。
宇宙の果ては、永遠に見ることができません。
つまり私たちに見ることができる宇宙は、未だに広がり続ける広大な空間の極一部でしかないということです。
観測機器や情報の蓄積によって、私たちが現在見ることができる宇宙は、地球から約122億光年先(122億年前)です。
今は、理論的に137億光年先(137億年前)の宇宙には、事象の壁(ビッグバン)があり、それより先を見ることができません。
しかし、我々が未来に進むと、事象の壁は遠のきます。
つまり徐々に私たちが見ることのできる範囲が広がっていくと言うことです。
知ろうとすることを諦めない限り、私たちの宇宙はどこまででも広くなっていきます。