四度目は

四度目は、2012年の夏から2013年の2月。

三度目の鬱状態から、日常生活が出来るまでに回復したので、2012年の年初から就職活動を行った。

なかなか就職が決まらなかった。

7月、とある医療法人の事務職でPC関係担当(募集にはホームページの管理とだけあった)で正社員で募集があったが、なぜか3ヶ月の見習い期間は契約社員ということで、採用が決まった。

入ってみると、設備補修、電気製品の修理、掃除、調理補助、介護補助、受け付け事務、毎月の施設新聞の発行、ホームページの製作管理、施設のOAシステム開発、介護タクシー運転手などなどの仕事が待っていた。

施設のOAシステム開発には、まいらされた。

他社が売り込んできた提案書を元に、これと同じシステムを作れとの理事長命令。

提案書はざっくりとした概略のシステムの特徴が書いてあるだけ。

それを元に概要設計を行い、概算見積もりをだすと、およそ30人月の工数が必要となることが判明。

30人月とは、1人で開発を行うと30ヶ月の期間を要する。

金額的には3000万円ほどが必要になる計算だ。

これを直上の上司に告げたが、全く理解されず、雑務の中で、さっさとシステムを完成させろ、3ヶ月で完成させろとの命令が下された。

さすがに無理だとの話をしたが、やっぱり相手にされなかった。

報告書で理事長に見積もり工数を説明するも無視された。

しかたないので雑務をこなしながら、合間を見てコツコツと、無料の開発ツールを駆使してプロトタイプ開発を行い、なんとか形にしていった。

正社員登用のはずが、承諾してないのに契約社員のままとされ、心が腐っていった。

そんな折、理事長のプレゼンテーション用のムービー作成を命令され、素材もツールも乏しい中、1週間で作成。

さんざん理事長に途中の成果物を見せておいたのだが、当日になって完成物を見て、理事長が私に対してまさかの人格否定とダメだし。

高々字幕を追加する為だけに人格の全否定、プレゼンの1時間前まで修正作業に追われた。

プレゼンは私が作成したムービーを再生して、鑑賞者からは絶賛された。

理事長は、こっそり近寄ってきて、良かったと言いながら、「それでも私が言ったから」と謝りもしなかった。

それを前後するころから、施設内の人間関係の悪さやトラブルが目立ってきていて、職場全体がギスギスしているのにストレスを感じ始めていた。

また調理補助などの雑務に追われ続け、睡眠時間が変則になり、またシステム開発が理解されないことにも苛立ちがつのりやストレスが溜まり、遂に睡眠障害に陥った。

年が明けて、2013年1月。

介護タクシー(資格を持っていないので違法状態)で、面倒くさい人と道ばたでトラブルになり、違法状態なので大きく文句を言うことも出来ずに、一方的に怒鳴られ、顔面蒼白。

またその帰りで介護タクシーが故障し、お年寄りを寒空の下で、1時間以上も車から降ろせなくなるトラブルに合わせてしまい、申し訳なさで精神にダメージが及んで心がポキッと折れた。

それから左半身が麻痺して、ろくに歩けなくなり、心が弱っているところで、入所者が亡くなり、いよいよ耐えられなくなった。

2月、遂に耐えられなくなり、退職を申し出た。

その次の日から有給を使って目一杯休んで、2月末で退職となった。

3度の鬱状態を経験して、心の防波堤が低くなっているところで、心が決壊するようなことが立て続けに起こり、やむなく仕事を辞めた。

それから現在に至るまで、無職。

もう理解されない人の下で、無理して働くことはかなわないし、1日8時間のフルタイムを働けなくなってしまった。