騙し続ける

寒さで体が痛くて目が覚めました。

悩むのを止めて、生きていけるわけがない。

後ろ向きにならないわけがない。

だってそれが私だもの。

悩みなんて人から比べれば、とても小さいものだし、心の傷なんて、大したことはない。

私を追い詰め、自殺した方が楽になるんじゃないかと思わせた奴らの顔が、白昼夢のように頭に浮かび続ける。

吐き気がする。

未だに私を苛む。

恨み言でも言わなけりゃ、なにもかも失った自分が哀れで、悔しくて、いまでもまた潰れそうになる。

高校時代に罪を犯したことはあるが、それの制裁は必要以上にうけた。

そのあと10年以上自分を叱責して生きてきた。

ブラック企業で辛い思いをしていたのもその罪で自分を貶めた報いだと諦めて、贖罪だと思って頑張ってきた。

健康を失い、歯を失い、時間を失い、自信を失い、心をすり潰して生きてきた。

限界を超えて頑張った。

心も壊したとき、誰も助けてはくれなかった。

死にそうになった自分を自分でもうだめだと気がついて、自分で心療内科に向かった。

本当は誰かに助けて貰いたかった。

地面を這い蹲る私を見つけて欲しかった。

今は、他人が怖い、ほんのわずかな怒気や悪意でさえ感じ取ってしまう。

優しいだけの人なんていないのは理解しているし、人間は自分本位な生き物だとも理解している。

就職面接に行くと仮面の下の悪意が見える。

とてつもない恐怖と吐き気と戦い、またサラリーマンに戻らなければいけない。

親からは将来をどうするか、プレッシャーを掛けられる。

生きるためには自分を騙し、強制的に前向きに思考を置き換えて、なんとかやる気を引き出している。

世の中に敗れた人間に、世間は冷たい。

鬱病と診断されなかったから、セイフティーネットの世話にはなれない。

自分の足で立ち上がり、また地獄に戻らなければいけない。

お金が稼げなくなった人間は必要ないですか。

また悪夢を振り払って、憎い連中を意識の外に追いやって、生きることを頑張ります。

独りが淋しく挫けて泣いていても誰にも伝わらないですから。

いつか消えてなくなっても、此処にいた私を誰か覚えていていてください。

今日も自分を騙して頑張ります。