7.1ch化 - 2020年版
Windows 10 PCにおける7.1chマルチチャンネルオーディオを実現するためには、大きく分け二つの方法があります。
1.AMD RADEONやNVIDIA GeForceのグラフィックボードのHDMI(DP、DVI-Dも含む)からAVアンプへHDMIで接続する。
2.マザボードまたはサウンドカードのアナログマルチチャンネル出力からアナログマルチチャンネル入力端子を備えたAVアンプへ接続する。
1.の方法はHDMI1.1以降のHDMI端子を備えたマルチチャンネル対応のAVアンプに接続すれば、Windowsのサウンドの「デジタル出力」の「構成」という項目の中に「7.1 サラウンド」が表示されます。
サンプリングレートやビット深度は接続したAVアンプとグラフィックボードに依存します。どちらかの低い方が上限になります。
2.の方法はRealtek ALC1220などのマルチチャンネル出力に対応した音声処理チップを搭載し、7.1chマルチチャンネルアナログ出力端子を搭載したマザボードとマルチチャンネル入力端子を備えたAVアンプをアナログケーブルで接続します。
しかしマルチチャンネル入力端子を備えたAVアンプは、現在のところ一部のハイエンドのAVアンプしか販売されていません。AVアンプが買えない場合は、マルチチャンネル対応スピーカーセットを導入する方法と、ステレオ2チャンネルアンプを4台とアンプ内蔵スパーウーファーを導入する方法があります。
マルチチャンネルのスピーカーの設置方法は、上記の図や昔のマルチチャンネルSACDの説明サイトなどを参考にしてください。スピーカーはリスニングポジションを中心に同心円上に設置するのが望ましく、サブウーファーは定常波をなくすために部屋の中心軸から外して設置するのが良いとされています。スピーカーの設置場所が同心円上にない場合は、オーディオドライバーの設定等からスピーカーまでの距離から遅延を補正してください。同じような設定はAVアンプの設定項目の中にもあります。
BD作品を楽しむ際、デジタルサラウンド信号(DTS-HD、Dolby ATMOSなど)をデジタルパススルーするためには、BD再生アプリケーションと受信側のAVアンプとHDMIのバージョンがその信号に対応している必要があります。AVアンプが対応していない場合は、PC側(BD再生アプリケーション)でデコードします。
アナログ出力を使う場合は、すべてPC側でデコードします。
PCのWebブラウザで見るYoutubeやAmazon Primeのコンテンツは、マルチチャンネルで再生されず、すべてステレオかモノラルになります。
最近のTVに搭載されているHDMIのオーディオリターンチャンネルに関しては、対応している機器を持ってなく確認していません。
ちなみ私はアナログ出力でマルチチャンネル7.1chを実現しています。私の持っているAVアンプはHDMI1.1対応と結構古く、HDMIの音声信号を受信する際に毎回フォーマットを確認してリセットするので、再生の最初2秒が音飛びします。更にHDMIだと5.1ch 96kHz/24bitまでにしか対応していないので、AVアンプのHDMIは使っていません。
音楽再生にはFoobar2000、Sony Music Center for PCを使っています。Foobar2000には、ステレオ信号をマルチチャンネルに拡張するDSPプラグインを入れています。リバーブなどのエフェクトをかけることで、様々な環境を擬似的に作り出すことが出来ます。全方位から響くのは、映像作品やゲームへの没入感が高まります。ただやや大きめのブックシェルフ型のスピーカーをスタンドに設置するには場所に困ります。

